【一級建築士 学科】自己採点で分かる合否ライン|点数別「試験当日にやるべきこと」

「自己採点をしたけど、この点数で受かるのか分からない」
「ボーダーぎりぎりで、夜になってもドキドキしている」

試験直後の今、多くの人がスマホで解答速報を開いて、同じ不安を抱えています。

結論からお伝えします。自己採点の点数は、あなたが今夜「何をすべきか」を教えてくれるサインです。

ara

こんにちは、一級建築士のaraです。本試験本当にお疲れ様でした。

私は学科2回合格、製図5回受験。そして環境・設備の足切りで学科に落ちた経験があります。

当時、自己採点の結果を見て頭が真っ白になった気持ちは、今でも覚えています。

この記事でわかること

・自己採点の前に確認すべきこと
・点数パターン別(100点/90点/85点)に今夜やるべきこと
・私が環境・設備で足切りになった年、翌年どう立て直したか

結論から言うと——自己採点は通過点であって、決定づけるものではありません。

今夜の過ごし方次第で、この先1年の動き方が大きく変わります。

▼直前期の過ごし方について書いたこちらの記事もあわせて読むと、これまでの頑張りを振り返る助けになると思います。

目次

自己採点の前に確認すべき2つのこと

① 記述式科目は採点基準が変わることがある

施工など一部の科目には、解答速報だけでは正確に判定できない設問が含まれることがあります。

予備校の解答速報はあくまで「目安」であり、正式な採点基準は試験元から発表される点数と必ずしも一致しません。

1〜2点の誤差は起こりうるものと考えておいてください。

ara

自己採点の結果は「絶対値」ではなく「目安」として受け止めましょう。

② マークミス・転記ミスをもう一度確認する

採点前に、解答用紙の控えと解答速報を突き合わせる際、転記ミスがないかを必ず確認してください。

1問の見間違いで、パターンが変わることがあります。

焦って採点するより、一呼吸置いてから確認したほうがミスが減ります。

点数パターン別|今夜やるべきこと

例年の合格基準点はおおむね88〜90点前後、科目ごとの基準点(足切りライン)も毎年公表されます。ここでは大まかな目安として、3つのパターンに分けてお伝えします。

点数パターン早見表(目安)

・パターンA:100点以上 → 余裕合格ライン
・パターンB:90点前後 → ボーダー際
・パターンC:85点以下 → 厳しいライン

⭕️【パターンA】100点以上の人がやるべきこと

おめでとうございます。このラインであれば、学科合格の可能性はかなり高いです。今夜からやるべきことは、休むことではなく、製図試験への切り替えです。

学科の疲れが抜けないうちに製図の勉強を始めるのは辛いかもしれません。

ですが、製図試験までの期間は決して長くありません。まずは製図試験のチェックリストに目を通して、何が必要になるかの全体像だけでも掴んでおくことをおすすめします。

▼道具の準備がまだの方は、製図板の比較記事とおすすめ製図道具の記事も参考にしてください。

▲【パターンB】90点前後の人がやるべきこと

一番苦しいのがこのラインです。合格発表までの1〜2ヶ月、ずっと結果が気になり続けると思います。

正直にお伝えします。この点数の人ができることは、実はそれほど多くありません。

相対評価の試験なので、採点次第で結果が変わる可能性があるからです。だからこそ、今夜やるべきことは「祈ること」ではなく「両方に備えること」です。

製図の基礎(エスキス・作図の型)をしっかり叩き込んでおきつつ、万が一のときに切り替えられる準備もしておく。

どちらに転んでも、動き出しが早い人が有利になります。

❌【パターンC】85点以下の人へ

今、とても辛い気持ちだと思います。1年間、仕事をしながら積み上げてきたものが、一瞬で否定されたように感じているかもしれません。

私も同じ経験をしました。次の見出しで、そのときの話をします。

私が環境・設備で足切りになった年、その後にやったこと

学科2回合格と言うと聞こえはいいですが、試験に落ちた年もあります。私が不合格になった年は、環境・設備の科目で基準点に届かず、足切りにあいました。

自己採点をした夜のことは、今でもはっきり覚えています。他の科目はそこそこ取れていたのに、環境・設備だけが基準に届いていない。

模試では環境設備で足切りになったことがなかっただけに、「あと少しだったのに」という悔しさより先に、「来年もこれをやるのか」という重さのほうが大きかったです。

ara

それでも、私が翌年やったことは特別なことではありません。

11月という早い時期から、翌年の学科対策を始めました。「来年は必ず合格する」という意志を支えに、他の受験生よりも数ヶ月早くスタートを切りました。

周りが年明けから対策を始める中、先に動き出していたことは、精神的な余裕にもつながりました。苦手だった環境・設備は、後回しにせず早い段階から重点的に取り組みました。

結果、翌年は学科に合格することができました。

もし今、パターンCに近い結果だったとしても、それで終わりではありません。

今年やるべきことは、来年のスタートを早く切ることです。いつから始めるかという判断基準については、こちらのロードマップ記事も参考にしてください。

▼自己採点で不合格と分かった日にやること・翌年合格プランの全体像は、こちらで詳しくまとめています。

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点数がどうであれ、今日まで積み上げてきたことは消えません。
次にどう動くかだけを、まず今夜決めましょう。

自己採点後によくある質問(FAQ)

解答速報によって点数が微妙に違うのですが、どれを信じればいいですか?

複数の予備校の解答速報を見比べ、割れている設問がどれかを把握しておきましょう。1〜2問の差で結果が変わる場合は、正式な採点基準の発表を待つ以外に確実な方法はありません。

ボーダー際の場合、製図の勉強はどのくらい始めればいいですか?

製図試験は本当に時間がありません。例えボーダー際であっても、エスキスの基本の型や、道具の準備などしっかりと行い、本格的な製図の勉強をしておくべきです。合格発表後にそのまま製図に移行することができます。

不合格が濃厚なとき、いつから来年の対策を始めるべきですか?

私自身の経験では、11月頃から早めに始めたことが立て直しにつながりました。合格発表を待たず、気持ちの整理がついた時点で少しずつ動き出すことをおすすめします。

まとめ:自己採点は通過点。次の行動が合否を分ける

自己採点の点数は、今夜のあなたが何をすべきかを教えてくれるサインにすぎません。

  • 100点以上の人は、製図への切り替えをすぐに行う
  • 90点前後の人は、まずは製図への切り替えをしっかりとする
  • 85点以下の人は、来年に向けて早いスタートを切れるように計画する

今日の点数がどうであれ、ここまで積み上げてきた努力は、来年以降も必ずあなたの力になります。

まずは今夜、ゆっくり休んでください。そして明日から、次の一歩を一緒に考えていきましょう。

▼自己採点で合格圏だった方は、合格発表を待たずに製図の準備を始めてください。何から始めるかを週別にまとめています。

ara

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

一級建築士/一級施工管理技士。ゼネコン現場監督として8年従事後、激務に限界を感じて転職。一級建築士は学科2度合格・製図5回挑戦の末、受験7年目で合格。「資格を武器に労働環境を変えた」自身の体験から、建築・建設業界で働く方の「資格取得」と「後悔しない転職」を発信中。

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