【2026年版】一級建築士 製図板おすすめ4社比較|5回受験した私が選んだ1台

「製図板、製図道具は何を買えばいいかわからない」

そんな悩みを抱えて検索している方いませんか

ara

こんにちは、一級建築士のaraです。

一級建築士試験の製図試験は、道具の使いやすさが直接スピードと正確さに影響します。

道具選びで迷って試験勉強に集中できない、なんてことにならないよう、製図板の主要4ブランドを徹底比較しました。

目次

製図板は学科の合格発表を待たずに買ってください

学科試験を受け終えた直後の方が、いちばん迷うのがここだと思います。「3〜4万円の買い物を、合格発表の前にしていいのだろうか」という迷いです。

自己採点で合格圏にあるなら、発表を待たずに買ってください。

理由は単純で、製図試験は時間との勝負だからです。学科の合格発表は9月で、製図の本試験は10月中旬にあります。

発表を待ってから道具を揃えると、練習できる期間が1ヶ月ほどしか残りません。製図板は、買ってすぐに使いこなせる道具ではありません。

平行定規の動かし方、用紙の固定の仕方、道具の置き場所。こうした手順が体に入るまでに時間がかかります。

ara

製図は5回受験しました。振り返って思うのは、図面の上手さより「手が勝手に動く状態」を早く作れたかどうかで差がついたということです。

買うタイミングの判断

・自己採点が合格圏 → すぐ買う
・自己採点がボーダー際 → すぐ買う(発表後にそのまま製図へ移れる状態を作る)
・自己採点で明らかに届いていない → 来年に向けて学科の勉強を優先する

ボーダー際の方も「すぐ買う」で構いません。落ちていた場合でも道具は翌年そのまま使えます。

失うのは購入費用の先払いだけで、待って間に合わなかった場合に失うものの方がはるかに大きいです。

▼学科後から本試験までの過ごし方は、こちらの記事にまとめています。

一級建築士製図試験に必要な道具リスト

まずは試験に持ち込む道具の全体像を整理します。

必須道具

道具用途
平行定規(製図板)水平線を素早く引くための試験の主役
シャープペンシル(0.5mm・0.9or0.7mm)線の太さを使い分けるため2本以上
消しゴム・字消し板丁寧に修正するために必須
三角定規(30/60°・45°)垂直線・斜め線用
スケール(三角スケール)縮尺の読み取りに使用
製図用テープ用紙を固定する

あると便利な道具

  • バンコ(建築士試験用テンプレート):テンプレートにも使える為、作図スピードが大幅アップ
  • ヘキサスケール:三角スケールの代わりに使うと縮尺がすぐ見つかり、定規に近いので、線を引きやすい

▼製図道具について別の記事でも紹介しているので、ぜひ読んでください。

製図板【4社徹底比較】

並べて比較された4台の平行定規(製図板)と、そのうち1台で図面を描く受験者

主要4ブランドの平行定規(製図板)を中心に比較します。試験会場への持ち込みは「1辺の長さが45cm以内かつ長手方向60cm以内」が原則のため、各製品の対応を確認してください。

製図板を出しているメーカーは他にもあり、ドラパスもよく名前が挙がります。

ここでは受験生の間で選ばれることが多く、実物を比べやすい4社に絞りました。

① ムトー(Mutoh)

おすすめ度:★★★★☆

国産メーカーとして建築士試験受験生に長年支持されているブランドです。

項目内容
代表モデルライナーボード
重量約2.9kg
価格目安30,000〜45,000円前後 ※
試験対応

※ 価格・重量はメーカー公式サイトで最新情報をご確認ください。

スライド式マグネットと磁気固定機能が使いやすく、製図スピードが上がります。調整機構がシンプルで故障しにくいのも安心ポイント。多くの受験生に選ばれている定番モデルです。

こんな人に向いている:迷ったらまずこれ。失敗したくない初受験者に安定の選択肢です。

② ステッドラー(Staedtler)

おすすめ度:★★★★★(筆者使用・一押し)

ドイツ生まれの精密機器メーカー。シャープペンシル(925シリーズ)で知られ、製図板も高精度です。

項目内容
代表モデルマルスライナー
重量2.68kg
価格目安30,000〜45,000円前後 ※
試験対応

※ 価格はメーカー公式サイトで最新情報をご確認ください。

平行定規の精度が高く、長時間使用しても歪みが出にくいのが強みです。ブレードの滑りが滑らかで、引いた線が均一になります。

実際に使った感想(筆者体験):私自身が一級建築士製図試験でステッドラー(マルスライナー)を使用しました。重量は2.68kgとムトーと同等クラスですが、本体のバランス設計が良く、持ち運びやすさを実感しました。試験会場への移動でも特に不便は感じず、精度の高さと合わせてトータルで満足度の高い一台です。

こんな人に向いている:精度と携帯性を両立させたい方に自信を持っておすすめできます。

③ コクヨ(Kokuyo)

おすすめ度:★★★★☆

国産コスパ最強ブランド。「トレイザー」シリーズは初心者に特に人気があります。

項目内容
代表モデルトレイザー
重量約2.8kg前後 ※
価格目安20,000〜40,000円前後 ※
試験対応

※ 価格・重量はメーカー公式サイトで最新情報をご確認ください。

他社と比べて価格が抑えられており、初めて道具を揃える方に向いています。操作性は必要十分で、試験本番でも問題なく使えます。

こんな人に向いている:予算を抑えつつ信頼できる国産品を選びたい方。

④ マックス(MAX)

おすすめ度:★★★★☆

軽量化に特化した設計が特徴。持ち運びの負担を最小限にしたい方に支持されています。

項目内容
代表モデルMP-400FL Ⅱ
重量約2.4kg(4社中最軽量クラス)※
価格目安25,000〜40,000円前後 ※
試験対応

※ 価格・重量はメーカー公式サイトで最新情報をご確認ください。

試験会場までの移動が多い都市部受験生に人気。軽さを取るならマックス、と言われるほど軽量設計です。機能面も試験に十分対応しており、バランスが良い一台です。

こんな人に向いている:電車移動が長い・荷物を軽くしたい方。

4社まとめ比較表

ブランド重量価格帯特徴こんな人に
ムトー約2.9kg定番・安定の信頼性迷ったらこれ
ステッドラー約2.7kg精度最高水準・携帯性も○筆者一押し・品質重視派
コクヨ約2.8kg中〜高コスパ◎予算重視派
マックス約2.5kg中〜高4社中最軽量移動が多い方

製図板はどこで買うのがお得?

ブランドが決まったら、次に迷うのが購入先です。

選択肢は大きく3つあります。

購入先向いている人注意したい点
ネット通販価格を比べたい・すぐ届けてほしい試験直前期は在庫が減りやすい
画材店・文具専門店実物を触って決めたい店舗まで行く手間がかかる
中古(フリマ・オークション)とにかく費用を抑えたい状態が確認しづらい

初めて買う方には、ネット通販をおすすめします。

4社の価格を並べて比べられるうえ、レビューで実際の使用感を確認できるためです。

学科試験が終わった直後から、製図板を買う人が一気に増えます。欲しいモデルが決まっているなら、在庫があるうちに確保しておくと安心です。

中古を選ぶなら、ここを確認してください

中古は費用を抑えられる反面、確認しておきたい点があります。

・平行定規がスムーズに動くか(動きが渋いと作図のたびに手が止まります)
・定規が水平を保っているか(線が傾くと図面全体に影響します)
・付属品が揃っているか(マグネットや固定パーツの欠品は使用に支障が出ます)
・試験に持ち込めるサイズのモデルか

これらは写真だけでは判断しづらい部分です。

本番で不具合が出ても、その場で交換はできません。

迷ったなら新品を選んでください。数万円で「道具のせいで失敗する可能性」を消せると考えれば、安い買い物だと思います。

合格者が実際に使った道具は?

平行定規を中心に並べた製図道具一式(三角スケール・テンプレート・シャープペンシル・字消し板・製図用テープ・電卓など)

筆者はステッドラー(マルスライナー)を使用して試験に臨みました。選んだ理由は「精度の高さ」でしたが、使ってみて印象的だったのは持ち運びのしやすさです。約2.7kgという重量はムトーと同等クラスですが、バランスが良く試験会場まで全く苦になりませんでした。

一般的にムトーとマックスの二択で迷うという意見もよく聞かれます。「軽さよりも使い慣れた操作感」を重視してムトーを選ぶ方も多く、いずれも本番で十分に実力を発揮できる道具です。

シャープペンシルは「0.5mmと0.9mmなど」太さが異なるものを使うのがおすすめです。

細部の記入と太めの線引きを使い分けることで、図面の見やすさが格段に上がります。

そしてどのブランドを選んだとしても、最後に差が出るのは使い込んだ時間です。

▼私の推しの製図道具はこちらの記事でまとめています。

▼作図のスピードを上げる具体的な進め方は、こちらにまとめています。

製図板の選び方まとめ・購入チェックリスト

購入前チェックリスト

購入前に、以下をひとつずつ確認してください。

□ 試験に持ち込めるサイズのモデルか(A2対応かを確認)
□ 試験会場まで自分で運べる重さか
□ 予算の範囲に収まっているか
□ 本試験までに練習できる期間が残っているか

おすすめまとめ

タイプおすすめブランド
品質・精度重視(筆者一押し)ステッドラー
迷ったらこれ・定番ムトー
軽さ重視マックス
コスパ重視コクヨ

製図試験は道具の準備が整ってこそ、本来の実力が発揮できます。自分に合った一台を早めに選び、試験当日まで使い込んでください。あなたの合格を応援しています。

製図板についてよくある質問

学科の合格発表を待ってから買っても間に合いますか?

おすすめしません。発表は9月、製図の本試験は10月中旬です。練習期間が1ヶ月ほどしか残らないため、自己採点で合格圏にあるなら先に買ってください。

中古の製図板でも大丈夫ですか?

費用は抑えられますが、平行定規の動きや水平の精度が写真では判断しづらい点に注意してください。本番で不具合が出ても交換はできないため、迷うなら新品をおすすめします。

ドラパスなど、この4社以外のメーカーはどうですか?

試験に対応したモデルであれば問題ありません。本記事では受験生の間で選ばれることが多い4社に絞っていますが、他社製品を選ぶ場合も持ち込みサイズと重量を必ず確認してください。

製図板は2台持ちしたほうがいいですか?

自宅練習用と持ち運び用を分ける方もいますが、必須ではありません。まずは1台を選び、本番で使う道具に手を慣らすことを優先してください。

製図板の重さは、どれくらい重視すべきですか?

試験会場までの移動距離で決めてください。電車での移動が長い方は軽さが効いてきます。車で会場に向かえる方であれば、重量より操作性を優先して構いません。

まとめ:自分に合った製図板で、試験当日を万全に

製図板の専用ケースとカバンを持って試験会場へ向かう受験者の後ろ姿

今回は一級建築士製図試験向けの製図板を4社で比較しました。最後に要点を整理します。

迷っている方 → ムトー:定番中の定番。受験生に長年支持されてきた安定の一台です。

精度と品質で選びたい方 → ステッドラー(筆者一押し):マルスライナーは精度が高く、2.68kgという重量もバランス設計で持ち運びやすい。筆者が実際に使用して本番に臨んだ、自信を持っておすすめできる製品です。

荷物を少しでも軽くしたい方 → マックス:4社中最軽量クラス。移動距離が長い方に向いています。

コストを抑えたい方 → コクヨ:機能は十分。予算重視の方の最初の一台として申し分ありません。

製図試験は時間との勝負です。道具に慣れるためにも、本番の2〜3ヶ月前には購入して練習を始めることを強くおすすめします。道具選びに迷う時間よりも、使い込む時間に投資してください。

ara

最後までお読み頂きありがとうございました!

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この記事を書いた人

一級建築士/一級施工管理技士。ゼネコン現場監督として8年従事後、激務に限界を感じて転職。一級建築士は学科2度合格・製図5回挑戦の末、受験7年目で合格。「資格を武器に労働環境を変えた」自身の体験から、建築・建設業界で働く方の「資格取得」と「後悔しない転職」を発信中。

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