「受験票って、スマホの画面で見せればいいんだっけ?」
「電卓は持って行っていいの?」
試験直前のこの時期、勉強の総仕上げと同時に気になり始めるのが、当日の持ち物ではないでしょうか。
結論からお伝えします。この記事のチェックリストをそのまま準備すれば、持ち物の心配はなくなります。
araこんにちは、一級建築士のaraです。
私は現場監督として働きながら、一級建築士の学科試験に2回合格しました。
会場の空気も、当日の朝の緊張感も知っています。だからこそ、実力と関係ないところで動揺してほしくないためこの記事を書きます。
・公式規定にもとづく当日の持ち物チェックリスト【全項目】
・知らないと危ない「公式規定の落とし穴」5つ
・2回受験して分かった「あると助かるもの・要らなかったもの」
まず結論:学科試験当日の持ち物チェックリスト【全項目】
令和8年の学科試験は7月26日(日)です。受験票は7月10日(金)頃からマイページでダウンロードできます。



持ち物はチェックシート形式にしていますので、スクリーンショットか印刷をして前日の夜に□をひとつずつ確認してください。
必ず携行するもの(忘れたら受験できません)
□ 受験票(マイページから印刷した紙のもの)
□ 黒鉛筆(HBまたはB程度。シャープペンシルも可)
□ 消しゴム
□ 身分証明書(顔写真付きのもの)
身分証明書は公式の携行品リストとは別枠ですが、試験当日に本人確認をする場合があると明記されています。
マイナンバーカードや運転免許証を財布に入れておきましょう。



私はお気に入りのシャープペンシル(2B)を相棒としてもっていきました。濃い方がマークシートを塗りやすくて個人的に好きです。
携行できるもの(学科で使ってよい道具)
□ 法令集(学科Ⅲ・法規に限り2冊まで。付随する追録・追補・訂正表は追加OK)
□ 鉛筆ケズリ
□ 時計またはストップウォッチ(小型で時計機能のみのもの)
あると安心の持ち物(実体験ベース)
ここからは規定ではなく、試験を受けてきた立場からの「持って行くと助かるもの」です。
□ 軽食(カロリーメイト・ゼリー飲料・おにぎりなど。会場付近のコンビニは受験生で混みます)
□ 飲み物(水かカフェインの入っていないお茶。栓が閉められるもの)
□ チョコやアメ、ラムネなどの糖分補給
□ 羽織れる上着・ひざ掛け(会場の冷房対策)
□ 予備のシャープペンシルと替え芯・消しゴム2〜3個
□ ハンカチ・ティッシュ
□ 現金少々(飲み物の買い足しや交通トラブル用)
□ 折りたたみ傘(7月は夕立があります)



試験会場は冷房で冷えていることもあり、寒いとトイレも近くなったり精神的余裕がなくなるので、特に上着や膝掛けなどはおすすめです。
知らないと危ない「公式規定の落とし穴」5つ


ここからがこの記事の本題です。毎年、実力と関係ないところでつまずく人がいます。
次の5つは、必ず前日までに確認しておいてください。
① 受験票はスマホ画面NG。必ず印刷する
公式の受験要領には、「スマートフォン等の画面上の受験票では試験が受けられません」とはっきり書かれています。
普段の生活では「画面提示でOK」の場面が多いので、これは本当に見落としやすいポイントです。
② 時計は「時計機能のみ」。スマートウォッチは着けているだけで危ない
持ち込める時計は「小型で時計機能のみのもの」に限られ、アラームなど音の機能の使用は不可です。
スマートウォッチは無線通信機器の扱いになり、試験時間内に身に着けていると不正行為とみなされ退場処分になります。電源を切って、かばんの中にしまってください。
会場に時計があるとは限りません。シンプルな腕時計(または置き時計)を1本、必ず用意しましょう。
③ 電卓は学科では持ち込めない
意外に思われるかもしれませんが、電卓は、学科では「携行できないもの」と明記されています。
構造の計算問題も手計算が前提です。電卓が使えるのは製図試験のほうだけなので、混同しないようにしてください。
④ 耳栓とペンケースも実は使えない
集中したい人が持って行きがちな耳栓は、試験室内での使用が認められていません。
また、筆記用具等の収納ケース(ペンケース)も「携行できないもの」に含まれています。
シャーペンと消しゴムは、机の上に直接置く形になります。衣類のポケットに筆記用具をしまう行為も不正行為となるので注意してください。



年々携行できないものも増えているので、既受験者の人ほど注意してください。
⑤ 飲み物は「栓が閉められるもの」だけ
試験場に持ち込める飲み物は、ペットボトルなど栓が閉められるものに限られます。紙パックやカップ飲料は持ち込めません。
また、施設の使用条件によっては、飲食(栓が閉められる飲み物を除く)が認められない場合もあります。当日は会場の指示に従いましょう。



規定は「知っているかどうか」だけの差です。
当日に焦ることがないように万全の準備をしておきましょう
【実体験】2回受験して分かった「良かったもの・要らなかったもの」


⭕️持って行って良かったもの
学科試験は、朝9時25分の説明開始から18時の終了まで、ほぼ1日がかりの長丁場です。
まず昼食は、カロリーメイトやゼリー飲料、おにぎりなど「食べながら振り返りノートを見られる軽食」がおすすめです。次の科目までの時間を、休憩と最終確認の両方に使えます。チョコやアメ、ラムネなどの糖分補給も頭の栄養補強に必要です。
飲み物は水か、カフェインの入っていないお茶を選んでください。
カフェイン入りのコーヒーなどはトイレが近くなり、休憩時間の余裕がなくなって焦りにつながります。



私は普段、毎日コーヒーを飲んでいますが控えました。
また会場によっては冷房がかなり効いていて、席によって体感も違います。
羽織れる上着やひざ掛けがあると安心です。ひざ掛けを試験中に使ってよいかは会場の指示によることがあるので、気になる場合は試験監理員に確認してください。
そして意外と大事なのが、筆記用具の予備です。シャープペンシルは2本、替え芯は多めに、消しゴムは2〜3個用意してください。
試験中に消しゴムを落とすと、自分では拾えません。試験監理員に拾ってもらう会場もあり、戻ってくるまでの時間がまるまるロスになります。
❌正直、要らなかったもの
大量の参考書は、正直なところ荷物になっただけでした。
休憩時間は思ったより短く、全部を見返す時間はありません。
「休憩時間に確認する範囲」を前日に決めて、持って行く教材は絞り込んでください。



「全部持って行く安心感」より、「絞った1冊を確認する」ほうが当日は役に立ちました。
前日の夜と当日の朝にやること
現場の仕事と同じで、試験も段取りが重要です。当日の朝に慌てないよう、準備は前日の夜までに完成させましょう。
前日の夜にやること(5分で終わります)
□ この記事のチェックシートどおりに、かばんに詰める
□ 印刷した受験票(+予備)が入っているか確認する
□ 会場までの経路と所要時間を調べておく
□ 腕時計のアラームがオフになっているか確認する
当日の朝にやること
注意事項の説明は9時25分に始まります。遅くとも30分前には会場に着くつもりで家を出ましょう。
スマホの電源は、試験室に入る前に切ってかばんへ。あとは朝食をしっかりとって、いつもどおりの自分で向かうだけです。
参考:試験当日のタイムスケジュール(令和8年)
初めて受験する方は、当日の流れを頭に入れておくと安心です。休憩時間や法令集チェックのタイミングも、あわせて確認しておきましょう。
| 時間 | 内容 |
| 9:25〜9:40 | 注意事項等説明 |
| 9:40〜11:40 | 学科Ⅰ(計画)・学科Ⅱ(環境・設備) |
| 11:40〜12:40 | 昼休憩(うち12:10〜12:40は法令集チェック) |
| 12:40〜12:55 | 注意事項等説明 |
| 12:55〜14:40 | 学科Ⅲ(法規) |
| 14:40〜15:00 | 休憩(20分) |
| 15:00〜15:15 | 注意事項等説明 |
| 15:15〜18:00 | 学科Ⅳ(構造)・学科Ⅴ(施工) |
朝9時25分から18時まで、ほぼ1日がかりの試験です。だからこそ、軽食や飲み物の準備が重要です。
よくある質問(FAQ)
- 服装に決まりはありますか?
-
服装の規定はありません。会場の空調に対応できるよう、脱ぎ着で調節できる服装がおすすめです。なお、本人確認のため一時的にマスクを外すよう指示される場合があります。
- 昼休憩はどのくらいありますか?
-
お昼の休憩は1時間ですが、そのうち30分(12時10分〜12時40分)は法令集チェックの時間にあてられます。昼食は早めに済ませて、午後の法規に頭を切り替えるのがおすすめです。
- 試験問題は持ち帰れますか?
-
持ち帰れます。ただし、それぞれの科目の試験終了まで試験室に在室した方に限られます。自己採点に使うので、必ず持ち帰りましょう。
まとめ:持ち物は前日に完成させて、当日は実力だけの勝負に


最後に、この記事の要点をまとめます。
- 受験票は印刷が必須(スマホ画面はNG)。予備も1〜2枚
- 時計は「時計機能のみ」。スマートウォッチは電源を切ってかばんへ
- 電卓・耳栓・ペンケースは学科では使えない
- 飲み物は栓が閉められるものだけ(中身は水かカフェインなしのお茶がおすすめ)
- 持って行く教材は「確認する範囲を決めた1冊」に絞る
忘れ物の不安が消えれば、当日は今まで積み上げてきた実力だけの勝負になります。
試験当日、あなたが実力を出し切れることを願っています。



最後までお読みいただき、ありがとうございました!
▼試験までの残りの日々の過ごし方は、こちらの記事にまとめています。


▼そして学科のあとには、すぐに製図試験が待っています。道具の全体像だけでも、頭の片隅に入れておいてください。











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