一級建築士の学科試験、何から勉強すればいいか分からず、教材選びで時間を溶かしていませんか?
私は一級建築士の学科試験に2度合格した経験があります。1回目は総合資格学院、2回目はTACに通い、両校の教材を実際に使い比べてきました。
この記事では、総合資格・TACの両校で合格した筆者の実体験をもとに、学科試験で本当に使える教材を科目別にお伝えします。「結局どれを買えばいいのか」がはっきり分かる構成にしました。
ara一級建築士のaraです。資格学校2校とアプリ「合格ロケット」をフル活用して合格した経験をもとに、本当に使えると思う教材だけを厳選してご紹介します
教材選びで合否が変わる理由


一級建築士の学科試験は5科目・125問。出題範囲が広く、教材によって解説の深さや切り口が大きく異なります。
私自身、最初の受験では教材選びと使い方を間違えて遠回りをしました。よくある失敗パターンがこちらです。
・分厚いテキストを買ったものの、どこが重要か分からず読み切れない
・問題集を解きっぱなしで、解説を読み込まないまま次へ進んでしまう
・科目ごとに違うシリーズの教材を揃えてしまい、学習に一貫性がない
合格者の多くは「テキスト1冊+過去問1冊+法令集1冊」をベースに、科目の特性に応じて補助教材を加えるシンプルな戦略を取っています。まずはこの軸を押さえることが、最短ルートへの第一歩です。
私が遠回りしながらたどり着いた合格までの全工程は、こちらにまとめています。


【実体験比較】総合資格 vs TAC ─ 教材はどちらが合うか?


私は学科試験に2度合格していますが、それぞれ通っていた資格学校が違います。
両校の教材を実際に使った筆者の率直な感想をお伝えします。
| 項目 | 総合資格学院 | TAC |
|---|---|---|
| 教材ボリューム | 圧倒的に多い | 厳選されたシンプル構成 |
| 解説の深さ | 網羅性が高い・読み応えあり | 要点に絞られていて読みやすい |
| 副教材 | コンパクト建築作品集など豊富 | テキスト・問題集中心 |
| 合うタイプ | じっくり理解したい人 | 効率重視・忙しい社会人 |
総合資格学院の教材:圧倒的なボリュームと網羅性
総合資格学院の教材は、とにかく資料が豊富です。学科テキスト・過去問題集に加えて、「コンパクト建築作品集」など、計画科目を補強する副教材まで揃っています。「これさえあれば他は要らない」と思える網羅性が魅力です。
TACの教材:シンプルで効率的
TACの教材は、要点がシンプルにまとめられていて分かりやすいのが特徴です。「これとこれだけ押さえればOK」という割り切りがあり、学習時間が限られている社会人にこそ向いていると感じました。
資格学校に通うべきか?
資格学校(総合資格・TACなど)の通学費用は、学科コースだけで50〜100万円かかります。決して安くはありませんが、私の実感としては強制的に学習時間を確保できる環境と体系化されたカリキュラムの価値は大きいと感じました。
一方で、市販書籍と無料コンテンツ、アプリだけでも学習を進めることは可能です。次章では、私が実際に使った教材を「資格学校配布/市販/アプリ/無料」に整理してご紹介します。
【結論】私が実際に使ったおすすめ教材一覧


私が学科対策で実際に使ったおすすめ教材を、入手方法別に整理しました。
・総合資格学院:学科テキスト・過去問題集・コンパクト建築作品集など(1回目の受験時に使用)
・TAC:学科テキスト・過去問題集(2回目の受験時に使用)
・総合資格学院『建築関係法令集 法令編』(最新年度版):両校を通じて一貫して使用
・合格ロケット:全科目で使用。通勤・昼休みのスキマ時間学習に最適
・TAC講師ブログ「井澤式 実例暗記法」:計画科目の建築作品対策に最適。写真付きで記憶に残りやすい
【科目別】学習のポイントと補助教材


計画(建築史・各部計画・建築作品)
計画科目は暗記が中心ですが、建築史の流れや著名建築家の作品を「文字だけで覚える」のは非効率です。ビジュアルで紐づけて記憶することが鍵になります。
資格学校(総合資格)に通った際に配布された「コンパクト建築作品集」も非常に有効な副教材でしたが、こちらは通学生限定のため、独学派の方は井澤式 実例暗記法の活用が現実的です。
環境・設備
環境・設備は計算問題と用語理解が混在する科目です。採光・熱・音・空調・給排水など、幅広い範囲を横断的に理解する必要があります。
法規(法令集の使いこなしが9割)
法規は「法令集をいかに使いこなすか」がすべてです。試験中に持ち込める法令集を選び、自分でアンダーラインを引く作業が合否を分けます。
・テキストで条文の構造を理解する
・法令集にアンダーラインを引く(試験3〜4ヶ月前までに完成)
・インデックス貼り付けは短時間で完了するので、アンダーライン作業の前後に行う
・過去問を解きながら条文引きの速度を上げる
法規の科目別攻略法はこちらの記事で詳しく解説しています。


構造(計算問題が得点源になる)
構造は「暗記」と「計算」の両方が問われる科目です。構造力学の計算問題は苦手意識を持つ受験生が多いですが、パターンを覚えれば確実に得点源に変わります。
施工
施工科目は現場経験者が有利な科目です。テキストで体系を掴んだあと、過去問を繰り返すことで出題パターンに慣れるのが最短ルートです。
【全科目で使用】合格ロケットの活用法


私が学科対策で全科目にわたって使い倒したアプリが「合格ロケット」です。書籍だけでは届かない部分を補ってくれた、私にとって欠かせない学習ツールでした。
・使用科目:5科目すべて
・学習時間:1日1〜2時間
・使用シーン:通勤中の電車内・昼休み・寝る前のスキマ時間
合格ロケットの最大の強みは、「いつでも・どこでも・気軽に」過去問演習ができることです。机に向かう時間が限られる社会人にとって、通勤時間や昼休みをそのまま学習時間に変えられるのは大きなアドバンテージでした。
教材費を抑えるコツ


資格学校に通わずに学習を進める場合の費用感は次のとおりです。資格学校に通う場合との比較もご覧ください。
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 総合資格 法令集(最新年度版) | 約4,500円 |
| 合格ロケット(アプリ) | 公式サイトでご確認ください |
| 井澤式 実例暗記法(TAC講師ブログ) | 無料 |
| (参考) 資格学校・学科コース | 50〜100万円 |
資格学校(総合資格・TAC)の学科コースは50〜100万円が相場です。費用面では大きな差がありますが、合格までの最短ルートと考えると「強制的に学習時間を確保できる環境」への投資として価値があるとも言えます。
費用と学習効率のバランスを考えながら、自分に合った学習スタイルを選んでください。
よくある質問(FAQ)


- 独学でも合格できますか?
市販の法令集+過去問+アプリ+無料Webコンテンツの組み合わせで、独学合格を目指すことは可能です。ただし「自己管理能力」と「正しい教材選び」が前提条件になります。私自身は2度とも資格学校に通いましたが、合格ロケットや井澤式 実例暗記法のような優れた学習ツールがあれば、独学でも合格ラインを目指せる時代になっていると感じます。
- 総合資格とTAC、どちらの資格学校がいいですか?
両校で合格した経験からお伝えすると、総合資格は網羅性と副教材の充実度、TACはシンプルで効率的なカリキュラムが強みです。じっくり学びたい方は総合資格、忙しい社会人で効率を最優先したい方はTACが向いていると感じました。
- 資格学校のテキストは市販で買えますか?
総合資格・TACのいずれも、テキスト・問題集・副教材は通学生向けの配布教材です。一般書店やAmazonでは購入できません。市販で揃えるなら、法令集(総合資格学院編・市販あり)と合格ロケットなどのアプリ、井澤式 実例暗記法のような無料コンテンツを組み合わせる形になります。
- 何ヶ月前から勉強を始めればいいですか?
仕事をしながらの学習であれば、試験の12〜18ヶ月前を目安にしてください。1日2〜3時間の学習で、トータル1,000時間が合格の一つの目安とされています。スキマ時間をアプリで活用すれば、無理なく学習量を積み上げられます。
- 合格ロケット以外にもおすすめのアプリはありますか?
私が実際に使ったアプリは「合格ロケット」のみです。1つのアプリを徹底的に使い込むほうが、複数を中途半端に使うより効果が高いと考えています。まずは合格ロケットを試して、自分に合うかを確認するのがおすすめです。
まとめ:最短合格への教材ロードマップ


・総合資格学院『建築関係法令集 法令編』(最新年度版)
・合格ロケット(アプリ)
・井澤式 実例暗記法(TAC講師ブログ・無料)
・資格学校に通う場合は学科コース(総合資格 or TAC)
・テキスト(学校配布 or 市販)で体系理解→過去問で演習→アプリでスキマ時間に反復
・法令集にアンダーラインを引く(試験3〜4ヶ月前までに完成)
・過去問の反復(間違えた問題に絞る)
・模擬試験で時間配分を確認
教材選びに完璧はありません。大切なのは「選んだ教材を使い切ること」です。両校で合格した私から言えるのは、教材の優劣よりも「自分が信じて使い切れるかどうか」が合否を決めるということ。
学科に合格したら、次は製図試験対策に進みましょう。製図試験の対策記事もぜひ参考にしてください。







一緒に合格を目指しましょう!最後まで読んでいただきありがとうございました







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