『製図道具セットを購入したけど、しっくりこない』
『作図を早くきれいに書きたい』
『本当におすすめの製図道具をしりたい』
一級建築士製図試験の受験生で多くの方が思うことだと思います。
araこんにちは、一級建築士のaraです。
今回は、一級建築士製図試験を数多く経験した筆者が全力でおすすめする製図道具14選を紹介します。
この記事を読んでいただければ、使い勝手が良く効率よく使える製図道具がわかります。
ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
製図道具選びが重要な理由は
昨今の製図試験は年々書き込み量が多くなっており、書き落としたら一発で失格という項目が多くあります。
その漏れを防ぐためにはチェックする時間を多くとる必要があり、作図時間の短縮が必須となります。
そして作図時間を短縮するのに製図道具選びは非常に重要です。
道具の持ち替え、取り扱いやすさがよく私が心からおすすめする道具を紹介します。
▼おすすめの製図板については、こちらの記事でも紹介しています。


筆者がおすすめする製図道具14選
1.バンコ三角定規


製図試験といえば、バンコの三角定規は定番ですね。初めて受験される方はなんだこの見慣れない三角定規はと思ったと思いますがこの三角定規、めちゃめちゃ有能です!



筆者は初受験のときから使用しており、愛用していました。
現に受験生の多くの人に使われています。
おすすめなポイントとしては以下の4点
・取手がついており、非常に使い回しがよい
・サイズ感がちょうどよく、ほとんどの段階でこの定規が使いやすい
・柱を描く際にこの三角定規がテンプレートとしても使える
・厚みがあるので、平行定規の隙間に挟まらない
取手が絶妙につかみやすい形状をしているので、一度使ったら他の三角定規には戻れません 笑
また地味に平行定規に挟まるとストレスなんですが、その心配もありません。控えめにいって最高の製図道具です!
試験元が今後に持ち込み禁止とする可能性もゼロではないので、念の為普通の三角定規とテンプレートも持っておいた方がいいです。
2.ヘキサスケール 小(大)


製図において三角スケールを使っている人もいますが、個人的にはこのヘキサスケール小(15cm)がおすすめです。
おすすめな理由は以下の3点があります。
・一目で縮尺を合わせられるので、使いたい縮尺を探す手間が不要
・三角スケールよりも定規に近いので、線を引きやすい
・階段や什器などの細かい書込みに使いやすい



また、ヘキサスケールの大きいサイズ(30cm)も筆者は使っており、最初の柱心線のあたり出しにとても便利でした。
ヘキサスケールは土地家屋用だと、エスキスで必要な1/400が含まれないので注意ください。
3.ステッドラー 36cm三角定規


出番は多くありませんが、柱心線のあたり出し後に通り芯の線引き(縦線)が一気に引けるのがメリットです!
三角定規でも線引きはできますが、平面図一つずつとなってしまうため手間がかかるので、このサイズの定規があると地味ですが楽になります。



サイズは大きく少し嵩張りますが、序盤で作図のスピード感に勢いがつくので、体感5-10分は短縮されます。
4.ペンてる シャープペンシル(タフ)0.5mm、0.9mm


私はいろいろな製図用シャープペンシルを買って試してきましたが、最終的にベストだと思ったのはペンてるのシャープペンシル(タフ)でした。
このシャープペンシルのおすすめな点は
・軽いので疲れない
・ヘッドに大きめの回転式消しゴムがある
・値段が安く、壊れづらい
製図用シャープペンシルも安かろう悪かろうかと思いきや、このシャープペンシルはめっちゃコスパいいです。
芯サイズは0.5、0.7、0.9の3種類があり、以前は0.7も使っていましたが持ち替えが多くなるので柱と梁だけ0.9mm、それ以外は0.5mmとしました。



ちなみに芯の濃さは私の筆圧が強くないので0.9mmが2B、0.5mmが3Bを使っていました。
5.ソフトグリップ


ソフトグリップは前述のペンてるのシャープペンシル(タフ)のグリップに取り付けて使いました。
メリットとしては
・長時間持っていても疲れづらく、ペンだこもできない
・持ちやすいので、文字がきれいにかける(個人的に)



愛用しすぎて、仕事でApple Pencil用にも買って使ってました 笑
6.ステッドラー メッシュ字消し板
作図をしていると「この線だけ消したい」という場面が必ず来ます。
そこで活躍するのが字消し板で、なかでもメッシュタイプがおすすめです。
おすすめな理由は以下の2点があります。
・消したい線だけをピンポイントで消せる
・メッシュなので下の図面が透けて見え、当てる位置を合わせやすい
消しゴムで大きく消してしまうと、残すべき線まで消えて結果的に描き直す時間が増えます。
この一枚があるだけで、その手戻りがなくなります。
7.フローティングディスク
製図用紙が汚れてしまうという方に特におすすめなのが、フローティングディスクです。
直径10mmφのアルミ製薄型シートで片面が接着面となっています。
使い方は定規の背面に取り付けることで製図用紙との隙間が空くので、擦れて汚れることが防止できます。また滑りがいいので滑らかに製図用紙上を動かすことができます。



バンコや定規にはつけていましたが、製図5回目にしてようやく平行定規にもつけることを思いつきました 笑
元々平行定規には擦れ防止の為に左右に浮かせるネジがついていますが、浮かせすぎると定規やテンプレートがはさまり非常にストレスでした。
平行定規の左右、真ん中の5点に程度貼れば、図面が汚れないし、定規が挟まらないのでかなりおすすめです!
ひとつ注意点があり、フローティングディスクは縁が用紙に引っかかることがあります。
そこで筆者は、ディスクの上から封かんシールを貼って引っかかりを抑えています。
小さな工夫ですが、定規を滑らせるときのストレスが減ります。
8.タイマー


製図試験は限られた時間の中で仕上げる試験なので、タイマーは必須となります。
タイマーは正直どれが一番というのはありませんが、おすすめの商品は以下の条件を満たしていればよいと思います。
・コンパクトかつ見やすいもの
・音なしモードに切り替えできるもの
・ロックができるもの(間違って押しても反応しない)



私はドリテックの学習タイマーをずっと使っていました。5年間つかって不具合は一切ないです!
9.ペンてる ノック式蛍光ペン ハンディラインS


課題文の読み込みにおいて、蛍光ペンがあると重要事項などをマーキングしやすくて便利ですよね。
でも蛍光ペンでキャップ付きのものはいちいち外したり、手元がくるって落としてしまったりとストレスがあります。
ましてや時間がない製図試験では結構な負担となります。
そのため、私はずっとノック式蛍光ペン派です。
このハンディラインSはノック式のメリット以外に下記が個人的に気に入っています。
・インクの詰め替えができて便利
・色が濃いので見やすい



ちなみに私は赤色を重要事項、黄色は什器、青色は面積などのマーキングルールで使用していました。
ハンディラインSはカートリッジ交換式なので、インクが切れても中身を替えるだけで使い続けられます。
使い慣れた1本をそのまま本試験まで持っていけるので、替えを用意しておくと安心です。
10.パイロット フリクションボール4


課題文の読み取りとエスキスで使う、消せる4色ボールペンです。
摩擦熱で消えるインクなので、答案用紙への記入には使えません
おすすめな理由は以下の3点があります。
・書いた線を消せるので、条件を読み違えても書き直せる
・4色が1本にまとまっているので、ペンを持ち替える動作が減る
・色分けで条件を整理でき、書き落としのチェックがしやすくなる



私はこの4色フリクションを愛用しており、課題文への注意ポイントの書き込みや、エスキスの通り芯(消えない為)などに重宝していました。
特に緑色がエスキス時の通り芯出しにおすすめです。
なお、書いて消してを繰り返すとペン後ろの消去用ラバーが先に減ってきます。
替えラバーを用意しておくと、直前期に慌てずに済みます。



替ラバーを見つけた時は、地味に感動しました。笑
11.製図用グローブ


作図中は手の小指側が図面をこすってしまい、線が伸びて黒くなることがあります。
それを防いでくれるのが製図用グローブです。
おすすめな理由は以下の2点があります。
・手が図面に直接触れないので、鉛筆の線がこすれて汚れにくくなる
・手が滑らかに動くので、腕を移動させるときの引っかかりが減る
図面の見やすさは採点者の第一印象に関わるので、汚れを防ぐだけでも価値があります。



はけで汚れを最初は落としていましたが、時間がもったいない為、はけなしでこちらを使用するようになりました。
12.マスキングテープ 12mm
試験では答案用紙を平行定規に固定して描きますが、その固定に使うのがマスキングテープです。
おすすめな理由は以下の2点があります。
・粘着が弱めなので、はがすときに答案用紙が破れにくい
・貼り直しができるので、用紙の傾きをその場で直せる
用紙の端が浮くのが気になるときに、数か所留めるだけで作図が安定します。



製図板付属のマグネットはずれるので、必ずマスキングテープで固定しましょう。
13.滑り止めマット (100円ショップなどでOK)




実際の試験会場は大学などで行われることが多いのですが、当日会場についたら机が狭いということが意外と多いです。



普通に製図版を設置しても奥行き的に机に乗らないような状況で、普通においたら安定しません。最悪の環境ですよね。
そのような状況でも滑り止めマットがあれば解決します。
写真のように、滑り止めマットを手前に出してひき、机の手前に製図版を跳ね出すように設置をします。
メリットとしては、
・試験会場で机の奥行きが狭い場合でもいつも通り設置、作図が可能なこと
・体に近くなるので、腰が痛くなりづらい
傾斜が弱いと前のめりで腰が痛くなる。傾斜をつけすぎると平行定規が滑るのでちょうどよい角度となる点もおすすめポイントです。



以前は自作で角度をつけられるブロックなどを使っていたこともありますが、荷物になるのと角度がつきすぎると定規が平行定規上を滑ることがストレスでした。
14.ファイルケース A4拡張式


製図の学習が進むと、課題文・エスキス用紙・過去に描いた図面と、資料の紙がどんどん増えていきます。
それをまとめて管理できるのが拡張式のファイルケースです。
おすすめな理由は以下の3点があります。
・マチが広がるので、枚数が増えても入れ替えずに済む
・学校や自習室へ移動するときに、紙がバラけない
・必要な資料がすぐにみつかる
直前期は持ち歩く資料が一気に増えるので、早めに用意しておくと楽になります。



私はあまり持ち歩くことはありませんでしたが、タグごとに(課題文、エスキス、要点、解答、参考資料など)分けて一箇所に管理できるのでとても便利でした。
まとめ:最適な道具選びが作図時間短縮と作図力UPにつながる


製図試験を5回経験した筆者の本当におすすめの製図道具14選を紹介させていただきました。
最後にまとめです。
- バンコ三角定規
- ヘキサスケール小(大)
- ステッドラー36cm三角定規
- ペンてる シャープペンシル(タフ)0.5mm、0.9mm
- ソフトグリップ
- ステッドラー メッシュ字消し板
- フローティングディスク
- タイマー
- ペンてる ノック式蛍光ペン ハンディラインS
- パイロット フリクションボール4
- 製図用グローブ
- マスキングテープ 12mm
- 滑り止めマット (100円ショップなどでOK)
- ファイルケース A4拡張式
参考にしていただき、作図時間の短縮と作図力UPにつながることを願っております!



最後までお読みいただき、ありがとうございました!



























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