【学科2回合格の実体験】一級建築士 学科 直前期の過ごし方|やること・NG行動

一級建築士学科試験の直前期に使い込んだ教材と当日の持ち物を整える夜明けの学習机
ara

こんにちは、一級建築士のaraです。

「試験まであと少しなのに、過去問の点数が伸びない、、」
「働きながらだと勉強時間が足りない。今からでも間に合うのかな」

学科試験の直前期は、誰もが不安と焦りでいっぱいになります。
私も同じでした。

でも、結論からお伝えします。
直前期の過ごし方しだいで、点数はまだ伸びます。そして、やってはいけないことを避けるだけで、合格はぐっと近づきます。

この記事では、働きながら2度学科に合格した私の実体験をもとに、残りの期間でやるべきこと・やってはいけないことを、当日の過ごし方まで具体的にお伝えします。

この記事でわかること
  • 直前期に「やってはいけない」3つのこと
  • 残り1ヶ月で本当にやるべきこと
  • 働きながらの「時間の作り方」(実体験)
  • 試験1週間前〜前日〜当日の過ごし方
目次

直前期に「やってはいけない」3つのこと

まず、やるべきことよりも先に「やってはいけないこと」をお伝えします。
直前期は、間違った頑張り方をすると、かえって点数を落としてしまうからです。

① 新しい教材・問題集に手を出す

不安になると「あの問題集も買っておこうか、、」と新しい教材に手を伸ばしたくなります。
でも、これはいちばんやってはいけないことです。

直前期にやるべきは、今持っている教材を完璧にすること
新しいものに手を出すと、中途半端な知識が増えるだけで、得点にはつながりません。

基本をしっかりと固めることで、応用問題にも幅広く対応できる力が身につきます。

ara

特に環境・設備は基本がしっかりと理解できていないと解けない新規問題などもあるので要注意です。

② 1科目に固執して、ほかを後回しにする

一級建築士の学科は、各科目に「足切り点」があります。総得点が高くても、1科目でも基準点を下回ると不合格です。

得意科目をさらに伸ばすより、苦手科目を「足切りされない点」まで底上げするほうが、合格には効きます。

③ 睡眠を削って徹夜で詰め込む

「あと少しだから」と睡眠を削るのも逆効果です。
特に試験1週間前は1日のリズムをつくり、当日にしっかりと頭が働く生活リズムを保つことが、重要です。

ara

焦って手を広げるより、「今あるものを、体調を整えてやり切る」。これが直前期の鉄則です。

残りの期間で本当にやるべき3つのこと

① 過去問は「間違えた問題」だけを繰り返す

直前期に新しい問題を解く必要はありません。
これまで解いた過去問のうち、間違えた問題・あやふやな問題だけに絞って、できるまで繰り返します。

ara

下手に手を出しすぎると、出来なくて余計に不安になります。(自談)

▼おすすめとして、合格ロケットでの勉強法をこの記事で紹介しています。

② 法規は「点を取りに行く」

法規は、法令集を引けば答えが見つかる科目です。
だからこそ、直前期は「引くスピード(解くスピード)を上げる」ことに集中すると、安定して点が取れます。

ただ全て法令集を引いていては時間が足りなくなります。

引かずに答えられる項目を増やしていきましょう。法令集を引く回数が減るほど、余裕と見直しの時間が生まれます。

③ 苦手科目を「足切りされない点」まで上げる

前述のとおり、足切りは最大のリスクです。
「この科目が不安だ」という科目があれば、残りの時間を優先的に配分して、最低限の点を確保しにいきましょう。

ara

私は総合点はクリアしていたのに、環境設備が1点足切りで落ちたことがあります。悔しいですが、後悔しても挑戦できるのは一年後です。

働きながらの「時間の作り方」(実体験)

働きながらの受験で、いちばんの壁は「勉強時間の確保」です。
現場監督として繁忙期は月100時間残業をしていた私が、実際にやっていた工夫をお伝えします。

  • 通勤・昼休みはアプリ学習……スマホアプリ(私は合格ロケットを使用)で、スキマ時間に一問一答を回す
  • 朝に固定枠をつくる……夜は残業で読めないので、早朝に「必ず机に向かう時間」を決める
  • 毎日かならず触れる……忙しい日も「5分でも問題に触れる」、ゼロの日を作らずに感覚を研ぎ澄ます

仕事と勉強の両立そのものについては、こちらの記事で詳しくお話ししています。

試験1週間前〜前日〜当日の過ごし方

1週間前:新しいことはやらない

この時期は、新規の問題に手を出さず、これまでやった範囲の総復習に徹します。
あわせて、試験当日と同じ時間帯に頭が働くよう、生活リズムを朝型に整えていきます。

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どうしても覚えられない問題は、部屋の壁に大きく書いて貼ってでも覚えましょう!(この写真が当時の私のやり方です 笑)

前日:持ち物の準備と、早めの就寝

前日に詰め込んでも、点数はほとんど変わりません。
それよりも、持ち物をそろえ、早めに寝て、当日に最高のコンディションで臨むことのほうがずっと大切です。

当日の持ち物チェック(一例)

受験票/法令集(線引き済み)/復習ノートや教科書/鉛筆・シャープペン/消しゴム/時計(通信機能のないもの)/昼食・飲み物/上着(会場の冷房対策)

ara

げんを担ぐためにカツ丼を食べたりするのはやめましょう(普段食べないもの)  私はお腹がゆるくなりました。汗

当日:時間配分と「捨てる勇気」

本番では、わからない問題に時間をかけすぎないことが大切です。
難しい問題は一度飛ばし、解ける問題を確実に拾う。1問に固執して時間を失うのが、いちばんもったいないミスです。

構造の一問目に難しい問題をもってくるなど、受験生の心を折ってくることもある試験です。

折れそうな時の、メンタルの保ち方

直前期は、模試の点が悪かったり、勉強が思うように進まなかったりで、心が折れそうになります。

でも、覚えておいてほしいことがあります。
満点を取る必要はありません。合格点を超えればいいのです。

「全部できないと」と思うと苦しくなります。
「できる問題を確実に拾えば届く」と考えると、ぐっと楽になります。不安なのは、あなただけではありません。受験生はみんな同じ気持ちで、この時期を越えていきます。

ara

私も何度も「もう無理かもしれない」と思いました。それでも、最後まで諦めずに机に向かった人が合格しています。

一級建築士 学科 直前期|よくある質問(FAQ)

残り1ヶ月からでも間に合いますか?

これまでの積み重ね次第ですが、直前期の過ごし方で点数はまだ伸びます。新しいことに手を出さず、間違えた過去問と苦手科目に絞れば、最後の追い込みで合格圏に届く方は多いと思います。

模試の点が悪くて不安です。どうすれば?

模試は「間違えた問題を見つける道具」です。点数に一喜一憂せず、間違えた問題を本番までにできるようにすれば大丈夫。むしろ直前に弱点が見つかったことは幸運だと考えましょう!

まとめ:直前期は「とにかくやり切る」

朝日の中で近代建築を結ぶ歩行者デッキを着実に進む一級建築士受験者

直前期にやるべきことは、シンプルです。

  • 新しい教材に手を出さず、今あるものを完璧にする
  • 間違えた過去問・苦手科目・法規の速さに絞る
  • 睡眠と生活リズムを整え、当日に最高の状態をつくる
  • 満点ではなく「合格点」を取りにいく

働きながらでも、合格はできます。私自身もそうでした。
残りの時間を、どうか自分を信じてやり切ってください。応援しています。

▼試験を終えて、もし自己採点で厳しい結果だったら——気持ちの立て直し方と翌年プランは、こちらにまとめています。

▼学科を出し切れたと感じている方は、そのまま製図の準備に入ってください。本試験までの11週間の進め方をまとめています。

ara

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

一級建築士学科試験の直前期に使い込んだ教材と当日の持ち物を整える夜明けの学習机

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この記事を書いた人

一級建築士/一級施工管理技士。ゼネコン現場監督として8年従事後、激務に限界を感じて転職。一級建築士は学科2度合格・製図5回挑戦の末、受験7年目で合格。「資格を武器に労働環境を変えた」自身の体験から、建築・建設業界で働く方の「資格取得」と「後悔しない転職」を発信中。

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